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南京雲錦は、南京伝統の刺繍工芸品である。「東洋の宝」、「中国の絶品」、「国の宝」と褒め称えられ、中華文明の象徴ともなっている千年の歴史を有する南京雲錦は、歴代織物職人知恵の結晶で、ユネスコに無形文化財申請中である。原料にこだわった図案や色彩は、まことに優雅で鮮やかで、天上の雲のような美しさから“雲錦”と名づけられた。蘇州の宋錦、四川の蜀錦と共に、我が国における三大名錦に数えられている。
南京雲錦の生産は、古くは三国時代までにさかのぼり、明朝時代には最も成熟して、南京の特産として定着された。清代には、南京に“江寧織造署”が設置され、雲錦は最盛期を迎えた。この時期に作られた雲錦の種類は豊富で、図案は素晴らしく、色彩は絢爛で、傑作が多数誕生した。
現在生産されている雲錦は、輸出用の高級品及び少数民族や演劇用衣装のほかに、新たに座布団やベッドカバー、ネクタイなどの分野にも進出している。
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